仕事もプライベートも両方「幸せ」にする時代

本田直之, 2012, 『LESS IS MORE:自由に生きるために、幸せについて考えてみた。』ダイヤモンド社.

ようやく読了。

2012年の書籍ということもあって、ところどころ古さもありましたが、いまでも十分おもしろく、今で言う「ミニマリズムなライフスタイル」に近いなと思います。

削ってマイナスしていくことに幸せを感じる時代になった(本田 2012: 24)

ポジティブな選択としていろいろなものを削っていくことが、これからのダウンシフトです(本田 2012: 189)

ちなみにぼくは「幸せ」の価値観はひとそれぞれだと思っているので、かならずしもみなにあてはまるわけではなくて、このダウンシフトに共感した人向けのメッセージと考えます。

ほかにも物欲について言及されています。

短期の大きな幸せは継続しない
長期の小さな幸せは継続する(本田 2012: 105)

とはいえ、最近はAmazonやメルカリの普及もあって、いるときにすぐ買えて、いらなくなったらすぐ売れる、ちょっとレンタルしてたぐらいの感覚もあり、物を所有する概念がゆらいできます。

で、個人的におもしろいと思ったのが、ミニマリズムの思想ではあまり語られることがない、仕事との関係性です。

ワークライフハピネスは「ワーク」と「ライフ」両方の「ハピネス」を目指す(本田 2012: 66)

物質的なオフィスにとらわれず、いろいろな場所にワークプレースをつくる(本田 2012: 99)

複業はリスクヘッジであり、さまざまな制約から自由になること(本田 2012: 157)

プライベートも仕事もどちらも同じ天秤で大切にすべき、というのが意外でした。

とくにびびっときたのが、このフレーズで、

「移動する」こと自体をライフスタイルのひとつに加えるべき時代(本田 2012: 174)

朝晩の通勤時間も、単に会社と家を移動する時間にしてしまったら、けっきょくそれまでです。その時間もライフスタイルのひとつに加えることで、時間が無駄なく連続してくるんだと思います。

ディアルライフについては、なかなか現実的にはむずかしい選択肢ですが、そういう発想ができる土台が、LESS IS MOREの思想だと感じます。

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